有識者の考えがサクッと読めてオススメです。
人間が生きている限り最大の不安。それは「明日食っていけるか?」これに尽きます。

小さい頃に考えた未来はというと、みんな健康で、当たり前のように中流で、当たり前のように結婚できて、町は清潔で、テクノロジーも人類の意識も高度に発達して、憎しみ合いなんてなくなる。

そんな鉄腕アトムやスタートレックみたいな未来を思い浮かべていました。

しかし、今の世界を見ると、まったく逆ですね。

反知性主義、ポピュリズム、フェイクニュース、雇用問題、人種差別、テロリズム、長時間労働、うつ、SNS上のいじめ。

世の中はパッと見、清潔で便利だけど、中身は北斗の拳みたいな・・・

一体これは、どこから来るのだろうか?

それは、とてつもない格差。

グローバリズムやテクノロジーは相互理解や助け合い、富の再分配をもたらすと思っていたが、実態は全く逆で格差と人種間の憎悪を増幅させる負の一面が浮き彫りなった。

新自由主義政策は、多くの人々の生活を困窮させ、国力を後退させることになりました。2008年の経済大破綻の直前、経済学者たちが「大エコノミック・ミラクル」と呼ぶ2007年ですら、アメリカの一般的な労働者の賃金は、25年前の賃金と比較して、低くなっていた。

さらにグローバル化は、労働者たちを国際的な競争の海に放り込みました。自由貿易協定とは、言い換えれば、製薬会社やメディア、大企業に対する保護政策です。プロフェッショナル・クラスは競争から保護される。そして投資家たちも前例のないほどのお金を手に入れた。しかし、労働者たちの生活水準は下がっていったのです。

そもそも「市場化」と呼ばれる政策は、引責しなくてもいい私的な権力(大企業や銀行など)に、判断権限をゆだねるものでした。結果として、民主主義が制限され、生活水準が下がったのです。 

ーノーム チョムスキー

結局グローバル化で美味しい思いをしたのが、巨大なプレーヤー達ですね。彼らは資本も情報も持ってますからね。今後も文明を発展させて市場を広げるという前提からすると、そもそも競争がなくなって、平等なんてありえるのでしょうか?ビッグデータを握っている企業を見ると、ますます情報は非対称になって、ますます格差は広がるような・・・

金融システムのグローバル化については、この15年間で、考えをはっきりとあらためています。グローバルな金融システムは、私が考えていたものよりも、ずっと不安定で問題が大きいものでした。リーマン・ショックを見ても明らかなように、大きな問題をもたらします。金融システムを、このような不安定な状態にさせないためには、やはり「政府による金融資本の制御」が必要だと考えています。

-マーティン ウルフ

資本主義はもはや、自らの欲望を増幅させる装置です。建前は健全は競争を促すものですが、尽きることのない欲望は、ひたすら新しいフロンティアを求めて、電脳空間まで進出しました。その結果がリーマンショックです。もはや経済的に国境がないグローバル時代。人間の欲望は国家で規制できるのか疑問ですね。

人類は自然の創造物ですが、テクノロジーを生み出し、そのテクノロジーが次世代の音楽、アート、サイエンス、新たなテクノロジーなどを生み出し、それらがさらにその次の創造物につながっている。このことを指摘するのは「不遜」ではなく、人類が進化上の一つの臨界点を超えたという事実を「観察」して、述べているに過ぎません。
進化の過程でこれは避けて通れないことです。「シンギュラリティ」の究極の本質はここにあります。つまり、自らを改良していけるような、十分に知能の高いテクノロジーを生み出すことです。

ーレイ カーツワイル

 自らの意識を拡張できる時代が来るといいですね。異なった考えも許容できるような。それでも人はやっぱり自分の見たいものだけを見て、信じたいことだけを信じるのでしょうか?

何かをする前に全てを学んでおく必要があると思わないこと。一番いい学習のやり方は実際にやってみることです。その過程で一体何を学んだらいいのかがわかります。非常にたくさんの人たちが、何年も大学や大学院で時間を使ってます。〜それは間違いです。実際の問題に挑戦するべきです。そうすれば、学ばならないことはそれほど多くないことに気づくはずです。

ーフリーマン ダイソン

今後、ますます重要になってくるのが教育です。 それもテストで再現できればいい詰め込み式ではなく、「実地教育」。自分で問題を発見して、自分で情報を集め、解決していく。

問題の解決方法を発見して、世界にシェアできたら、すばらしいじゃないですか。 

インターネットって、そういうことですよ。