未来予測するための思考法。その切り口とは?
 
リアルタイムの現象だけ見ていると、誰もが見過します。

でも原理原則を突き詰めると、そこに未来へのヒントがあります。

インターネットの出現。

ネット以前は個人の間に「代理人」を立てていました。学校、銀行、警察、政治、そして卸売り業者などですね。しかし、これだと情報が一部の権力者や中間業者に集中します。ユーザー側は情報的に損ですよね。いわゆる情報の非対称性が発生します。
 

しかし、インターネットの登場によって中抜きが可能となりました。代理人を通さない社会です。個人間で直接やりとりできる世界の登場です。中間コストがないので、社会全体が大幅に効率的なります。ブロックチェーンなんかが、まさに成功例です。
 

インターネットの本質は個々のノードをダイレクトにつなぐことです。

個人間で企業を介さず、経済活動を完結させることが可能となりました。


本書は未来を考える上で、示唆に富む内容が紹介されてます。
たとえば。

ロジカルシンキングは万能か?

ロジカルシンキングは、他人を説得する際には絶大な力を発揮する一方、物事の成否を見極めるには、実はそれほど役に立ちません。

論理性が高いということは誰もが納得可能であるということです。しかし、「他人も自分も納得できる」ことは本当に「成功の可能性が高い」こととイコールなのでしょうか。

ビジネス書では、ロジカルシンキングは「物事を体系的にとらえて全体像を把握し、内容を論理的にまとめて的確に伝える技術」などと説明されています。

ここで注目したいのは、「体系的」あるいは「全体像を把握」といった言葉です。人間が「全体像を把握」することなど、そもそも可能なのでしょうか。このあたりに落とし穴がありそうです。


ロジックは人を説得したり、理由を掘り下げるためには便利ですよね。でもアイディアを出したり、自分の中の直感みたいなもの説明するのはどうなのかな?あくまでツールであって、全てに当てはまる方程式ではないですね。

全てのスキルが一流である必要はない。

大きなリターンを出すためには、適切な時に適切な場所にいることが重要です。

人間ひとりの努力によってできることは非常に限られています。

努力に頼るよりも、大きな流れに乗る方が、はるかに速く目的地に着くことができます。

短期間で大きな企業をつくりあげた企業経営者に会うと、意外な共通点があることに気付きます。実は、彼らが、コミュニケーション能力が高く、リーダーシップや人望にあふれるスーパービジネスマンであることは稀です。

そのかわり、彼らが共通して持っているのが「世の中の流れを読み、今どの場所にいるのが最も有利なのかを適切に察知する能力」です。


全てにおいて一流になるなんて幻想ですよ。みんな、スキルを上げたり、人脈を広げようと躍起になっていますね。

大切なのは流れを読んで行動を起こすこと。流れとは原理原則のこと。歴史に学ぶということです。行動というのは作品を発表したり、webサービス作ったり、起業したり、具体的に仕掛けていくことです。

脱競争

あるフィールドで一番を目指すんだというタイプの人がいるならば、ひとつお伝えしておきたいことがあります。

私も、今のアプリ収益化事業をはじめたときは、とくに深く考えずに「アジアナンバーワン」を目標に掲げていました。

でも、その目標が具体的に見えてきたとき、それはある種の「逃げ」なのではないかと思うようになりました。

一番になること自体を目標にできるのは、すでに誰かがルールをつくっておいてくれたおかげです。一番を目指しているようでは、その時点で「永遠の二番手」なのかもしれません。プレイヤーは、逆立ちしてもルールそのものにはかなわないからです。本当に一番になりたいのなら、自分自身がルールをつくり、誰もいないフィールドに飛びこんでください。


競争で一番になる方法は、競争から脱出することです。競争して確実に一番になれる方法はないが、確実に言えることは消耗するということです。ライバルのことなんか忘れて、淡々と自分の好きなことに打ち込みましょう。気づいたら、一番になってますよ。

変化の速い時代です。新しいテクノロジーが一つ出現しただけ、それまでの生活なんて、すぐ過去のものになってしまいます。日頃から、未来を意識して思考できてないとまずいですよ。