反知性主義。よく出てくるキーワードですよね。アメリカを理解する上で超重要な概念です。
わたしもイマイチよく理解していなかった・・・
気になっていた本書を読んでだいぶスッキリしましたよ。
反知性主義の原点にあるのは、徹底した平等主義である
~反知性主義は、知性そのものに対する反感ではない。知性が世襲的な特権階級だけの独占的な所有物になることへの反感である。つまり、誰もが平等なスタート地点に立つことができればよい。世代を越えて特権が固定されることなく、新しい世代ごとに平等にチャンスが与えられればよいのである。 

ー反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体

そうか、これってアメリカンドリームとつながるんだ!



反知性主義だけ単体で見てもよくわからないです。
対比する概念があって初めて輪郭が見えてきますね。
知性とは、大学のエリート主義、ヨーロッパという旧世界。そして背景にあるキリスト教。

いくらあんたが頭が良くて偉くても、神の前では俺らは平等なんだからね。

こういう態度ですね。

そもそも知性とは?

「知性」とは、単に何かを理解したり分析したりする能力ではなくて、それを自分に適用する「ふりかえり」の作業を含む、ということだろう。知能が高くても知性が低い人はいる。それは、知的能力は高いが、その能力が自分という存在のあり方へと振り向けられない人のことである。

ー反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体

いわゆる自己反省力ですね。自分を客観視するって難しいですよね。
知識があってもそれをどう使うのか?それがどういう結果が及ぼすのか?
世界の中で自分の立ち位置を把握できることが知性です。


大統領選の背景にあるのは格差の固定化。

反知性主義は、知性と権力の固定的な結びつきに対する反感である。知的な特権階級が存在することに対する反感である。

ー反知性主義 アメリカが生んだ「熱病」の正体

裕福な家の子はいい教育を受けれて、いい職につける。貧しい家の子はその逆。まさに金持ちと貧乏のスパイラルによって格差が固定化していく。

しかし、アメリカってなんであんなにテレビ伝道師が多いんだろう?
 気になっている人は一読を!
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