この本で読んで理解できなければ、もう諦めたほうがいいです。

哲学なんて知らなくても日常生活に支障はないですよ。(これを言っちゃ終わりですけど・・)

でも、もし少しでも理解できるなら、嬉しくないですか?「そういうことだったのか!」って、感動じゃないですか。

例えばデカルトの例。分かりやすい!

「我思う、ゆえに我あり」  一見すると「私は考えてる、だから私が存在する」というなんてことのない言葉のように思えるが、その意味はこうだ。

(1)人間の認識はあらゆるものが疑わしい。勘違いかもしれない。夢かもしれない。悪霊に騙されているかもしれない。いくらでも疑えてしまう。
(2)しかし、その「私は疑っている」という事実そのものは決して疑うことはできない。 
3)なぜなら、「疑うことを疑った」としても、やっぱり「疑っている」という事実にゆるぎはないからだ。

ー 14歳からの哲学入門


人間は有史以来、何を求めてきたんだろうか?
哲学史をひもとけばわかるように、人類は、古代の昔から真理というものをずっと追い求めてきた。真理とはすなわち、石とか山とか目に見えるモノ以上のもの……、たとえば、絶対的な正しさ、法則、構造、本質、意味、価値などといったもの……、いわゆる、目に見えない「何か」のことだ。人間は、そういった「目に見えない何か」を手に入れようと躍起になって生きてきたわけである。
ー 14歳からの哲学入門

人類って唯一絶対ツッコミみようのない確実なものを求め続けてきたんですね。

それが神様だったり、理性だったり、言葉だったり、社会の中のパターンだったりする。でもどうやってそれが正しいとわかるのか?

そもそも「正しさ」とは何か? 僕たちはどういうときに「正しい」という言葉を使うのだろうか?  実は、この問いに答えを出すのは難しい。なぜなら、「正しいとはどういうことか」という問題にどんな「正しい答え」を出そうと、 「その『正しい答え』の『正しい』って何? その答えを『正しい』と思ったあなたの根拠は何なの?」
ー 14歳からの哲学入門

哲学って、ただの言葉遊びなのか?人によって解釈が変わるのでないか?本書はその核心にも触れてます。


ヘーゲルの弁証法です。みんが唯一の真実を求め出すと核戦争につながるという・・・
27
「14歳からの哲学入門」より


ポスト構造主義時代の哲学。多様性を尊重しましょうってことですね。今の時代ですね。
40
「14歳からの哲学入門」より

読む本の幅が広がりますよ。 この本を起点に難しい本も読んでみたいじゃないですか。「14歳」とありますが、決して中学生向けじゃなく、むしろ多感な頃に抱く、世の中に対する率直な疑問を大事しているという意味です。