佐々木俊尚さんの電子書籍、これ面白かったな〜

もちろん、ブログ書いている人は必読ですよ。

普段、ブログを書いていて思うのだが、

・良質なコンテンツとは?
・それを配信する(広める)方法とは?
・そして成果が出るマネタイズはとは?

誰もが悩みますよね?

既存の問題点から、次世代の方法論までわかりやすくまとまってます。
ビビっときた点を、メモっておきます。

「良質なコンテンツ」「配信テクノロジー」「ネイティブ広告」は、メディアが進化していくうえで同時に揃わなければならない三つの重要な要素だ。

良いコンテンツって何かって考えると、

それは芸能ニュースやゴシップみたいに人気をがあるサイトなのか?
要点だけ書いてある、まとめサイトなのか?
それとも、文字数は多いけど読み手にとって役に立つ情報なのか?

調べてみると・・・

新興メディアのクォーツは、有名な「クォーツカーブ」というグラフで長文記事の可能性を以前から指摘している。クォーツカーブはU字の曲線で、ページビューを縦軸、文章量を横軸に置いたグラフだ。日本語で言うと千文字以内ぐらいの短いものは読まれ、それより長いと読まれない。しかしクォーツカーブに沿えば、三千文字を超えるような長い記事はふたたび読まれるようになるとされる。 日本語のブログでも、非常に長いがたくさんのビューを稼いで人気になっている記事を見かけることがある。こうした人気記事の特徴は、「一緒に並んで座っている友人に語りかけるような口調」を持ってることだ。

ネットでは、多数に向き合うのでもなければ、ひとりの個人と向き合うのでもない。「向き合う」のではなく、横に並んでいるだれかに話しかけるのだ。


これは考えますね〜。確かにアクセスが多い、人気ブログはどこか親近感があります。
何か友人と話しているような。
それでいて、長文でも読み手の問題が解決すれば言うことはないのでしょう。


コンテンツを配信する方法も、変わってきています。

コンテンツはかつてのように公式サイトに「溜められている」のではなく、いまはすべてがSNSで「流れている」。そういう変化が起きているということだ。

読み手は公式サイトよりも、SNSの流れの中から、最新情報を拾う方が多くなってきますね。
例えばニュースの公式サイトなんて、あんまり行きませんよね?
Twitterから拾うほうか多いかな。

あと拡散の経路、シェアやリツイート、いわゆるバズを追跡すると、面白いことがわかったそうです。

たった一か所からコンテンツの共有は始まるのでない。分散型メディアでは、フェイスブックやツイッター、インスタグラム、スナップチャットなどさまざまなSNSで同時にコンテンツの拡散が始まっていく。それぞれがツリー状に拡散していき、しかもそれぞれのツリーはまったく形が異なっている。時には爆発的に、一気にコンテンツが拡散し、太った木のような形になることがある。細々と流れ続け、細い木のように拡散していくこともある。シェアが何段階にも行われて、深く複雑な樹木になることもある。あるいはその枝が内部で交差していることも。


すごいですね・・単純にブログを更新すれば、誰かが見てくれるって話じゃないですね。
今の時代、SNSからの動線が超重要ですよ。
もはや、多チャンネルを用意するのは当たり前ですね。

最後にこれからの広告。

スマホでは、なめらかなUXが重視される。そしてUXがなめらかになっていくと、これまでのメディアにはなかった新しい感覚をもたらす。それは、読者が気にするのは「居心地良く楽しく、興味深く読んだり観たりできる」というUXの気持ちよさであるということ。それが記事か広告かという供給側の論理は副次的なものに落とされてしまうのだ。~

ネイティブ広告の本質は、なめらかなユーザー体験に沿って、的確なコンテンツを的確なタイミングで、的確なデバイスによって読者のもとに送り届けること。 


大きな流れとして、ディスプレイ型からネイティブ広告に移り変わっています。
これはスマホの影響がでかいですよ。
いかにも広告だ買え!みたいなものから、記事に溶け込んで、読み手の邪魔をしないものに変わっています。
ポップアップや全画面みいたのは、スパム扱いされるのでしょうね・・・

例えば、Googleのアドセンスもネイティブ対応しました。
インフィード広告と記事内広告を、設置できるようになったのです。
これは実物を見た方がはやいですよ。↓

インフィード広告
40

記事内広告
16


だいぶ、溶け込んでますね。w

これらを考えると社会に役立つメディアとはなんなのか?
常にこの深淵な問いが出てきます。

非常に象徴的な事件として、キュレーションメディアのWELQ(ウエルク)問題に行き当たります。
あれって、ダメなコンテンツを量産して、力技で検索上位をとって、ディスプレイ広告で稼いだいのです。
まさにネットの裏をかいた、結果オーライ戦術ですね。

そこで、われわれに求められるものとは、なんでしょうか?

インターネットの本質をとは改めて何か?に行き着きます。

佐々木さんが上手に指摘してくれてます。

「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉もある。しかしインターネットではすべてが可視化され、評価が広く拡散する。この世界では、悪貨は良貨を駆逐する前に評判を落とし、自滅する可能性が高いのだ。


インターネットは個人の発信の時代であり、個人の思想や哲学、世界観、価値観にバイアスがあるのは自然であると互いに認識されている。しかしバイアスがあるからこそ、さまざまな言論が飛び交うプラットフォームは中立であらねばならないというのは、インターネットの理念として捉えられてきた。

インターネットの本質として、「エンド・ツー・エンド(端から端へ)」という用語がある。通信する経路は単に転送を担うだけで、通信のコントロールは末端のシステムが行うという意味だ。情報が流れる基盤は、コントロールは行わない。プラットフォームは基盤としてなるべく介入せず、情報のやりとりの真偽や品質の保証などはユーザー同士に任せようという考え方が、ネット文化の根底にある。


コンテンツの品質は、最終的にはユーザーの判断に担われいるのです。
アルゴリズムじゃ、まだ判断出来ないのです。
そのうち機械学習の精度が上がるでしょうが、何を持って面白いか役に立つかを判断するのは難しいですよね。

結局、コンテンツを生み出す人間に、倫理と、学び続ける姿勢が必要なのです。
炎上させて人目を引きたいみたいな安易なコンテンツは、衆愚を作り出す道具にしかなりません。

190円なので、これは買いですよ!