現行通貨の根本的問題は、強固な信頼がなければ機能しないのにそうなってはいないことだ。中央銀行は通貨の価値を貶めないという信頼が必要なのに、(権力が発行する)法定通貨の歴史をみれば、こうした信用を裏切ったケースは捨てるほどある。ー ナカモト サトシ

Opengraph
  • ビットコインって会社なんでしょ?
  • 知っている。マウントゴックスがビットコイン作ったんでしょ?
  • Amazonがビットコインを買収したらすごい経済圏が生まれるね。
  • ビットコインなんて詐欺だ。

なんかTwitterとか見ているとトンチンカンなニュースが多な〜

しかも、金融に詳しい人が勘違いしている。

でも、ちゃんと基本を押さえておけば誰でも理解できます。要はその基本が今までになかったパラダイムだからみんな勘違いするのです。


ビットコインには管理者がいない。

ビットコインには管理者がいないのです。中央銀行みたいのがあって、ビットコインを発行しているわけではないです。

シリコンバレーでテック企業のスーパープログラマーが開発したのではないのです。

いいですか?これ超大事ですよ。

ナカモト・サトシ名乗る謎の人物が、自分の論文を元にビットコインのプロトタイプを作り、それに興味を持った開発者たちが引き継いで今の形にしたのです。

何故なら、今までにない物で面白そうだったから。

これはLinuxと同じオープンソースなんですよ。

運用はP2Pで分散管理しているのです。つまりサーバーを介さず、参加者のPC端末(ノード)だけ動いているのです。

スーツ着た偉い人が管理しているのではなく、全人類みんなで管理する。ここがイノベーションであり、発想の転換なのです。

ここ、本当にピンとこないんですよね。

特に上司の指示待ちで働いてきた、日本人のサラーリーマンは、そんなのありえないと思います。不安になるんですよ。上から指示が降ってこないと。

まあ、それも無理はないです。現代社会はほぼ中央集権で動いてますから。

中心に人間がいて周りに指示を出す。

常に中心の人間を信頼しないといけない。たとえ、そいつがクソ上司でも。

一方でビットコインは中心にルール(プログラム)があって、周りの人間はそのルールに従う。 管理者も上司もいません、ルール(プログラム)に従いみんなでネットワークを維持します。

ブロックチェーンってアルゴリズムが、それを可能しています。なのでもっとロジックを知りたい人はブロックチェーンのアルゴリズムを追ってみてください。感動しますよ。

人間社会ってずっと中央集権だったわけです。信頼できる偉い人をたてて、みんな指示に従う。でも偉い人だって人間のわけです。欲に走り判断を誤ります。ナチス、ソ連、ポル・ポト、オウム、北朝鮮まで。人類の歴史を振り返ると、中央集権こそ全ての厄災の根源だったりします。

ブロックチェーンは中心がプログラムなのです。間違いようがないですよね?24時間淡々とトランザクション処理して、ルールに従ってマイナーたちに報酬を与えてます。そこに私情が入る込む余地はありません。

例えるなら大自然の法則に従うとかでしょうか。天気に逆らう人っていないですよね?

よく中央に管理者がないけど大丈夫か?という人がいるけど、むしろ中央に管理者がいないから安心だと言いたい。

中央の管理者こそが諸悪の根源だったのです。

ブロックチェーンが革命的なのは、価値の移動を中央機関の承認なしに実現できたことなのです。


改ざんが不可能

デジタル最大の特徴はコピーできることです。

特に既存のインターネットでは、デジタルコンテンツなんてコピーし放題です。

ネット上に、電子署名せずデジタル通貨なんて解き放った日にや、無限にコピー、改ざんされ放題です。

その問題を暗号化とコンセンサスアルゴリムで解決したのがビットコインなのです。つまりデジタルなのにコピーできないのです。

よく改ざんされたらどうするんだ?って声を聞くけど。

よく考えてみてほしい。仮にブロックチェーンをハックしてトランザクションの中身を書き換えられたとする。たとえ身元がバレなくても、改ざんされた事実が世界中しれたらどうだろう?

ブロックチェーンに脆弱性があるらしいぞ!

その結果、ビットコインの価値は急落します。

つまり盗んだビットコインの価値が落ちるのです。

そもそも盗もうと思いませんよね?

ちなみにブロックチェーンネットワークに、51%以上のリソースを投入すれば、改ざんは可能と言われていますが、問題はその後もずっと改ざんを続けなければ改ざんしたブロックチェーンの整合性が取れないことです。

つまり、膨大な電気代をかけて不正を働くぐらいなら、正直にマイニンングした方が得という考えですね。

このようにビットコインでは参加者が改ざんしまいと、強力なインセンティブが働いているのです。


ビットコインの本質は通貨ではない。

え?だって仮想通貨じゃないの?

そもそも通貨ってなんだろう?

通貨って交換手段です。物々交換が面倒なので決済手段としてトークン化したもの。

1万円札って原価30円なんだけど、みんなが価値があるって思っているから価値があるだけであって、それ自体は役立つことはない。だから別に貝殻でもいいのです。

ビットコインも単体では役立つことはない。実態はただのデジタルデータである。

しかし、法定通貨と決定的に違うのが、発行量に上限あること、そして発行者もおらず、管理者が不在のアプリケーションであること。

これがビットコインの本当の価値です。

ビットコインは通貨というよりデジタルな金であり、アプリケーションである。こういうと意味わからないと思うかもしれないが、これが理解できないとビットコインの本質を見誤ります。

ビットコインには中央管理者が不在だという話に戻るけど、これってつまり管理者がいない世界最初の組織なのです。これをDAppsって言うんだけど、マイナーが従業員、ビットコイン買った人が株主、管理者がプログラムということです。

つまりビットコイン自体一つの経済圏なのです。

もちろんビットコインは、決済条件としての通貨の機能がメインです。シリア難民に直で国際送金できるくらいですから。まさに通貨としても革命です。

でも、一番重要なのはビットコインとブロックチェーンが生み出す経済圏が、株式会社や経営者、資本家のなどの旧パラダイムを否定し、より公平で分散的で、富の再分配があり、共有をベースにしたエコノミーを生み出す可能性があるということです。

ビットコインは仮装通貨として失敗するかもしれない。でもビットコインの思想は、必ず他のアルトコインに引き継がれヴァージョンアップしていきます。

これはデジタル世界での宿命です。

この流れはもはや不可避なのです。


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