このブログは12インチのmacbookで書いています。しかし、実のところこの製品の細かいスペックは即答できないです。シンプルだし、なんとなくその禅的なイメージに惹かれて購入しました。

学生時代にCDプレイヤーからipodに買い換えた時のことを、今でも鮮烈に覚えています。

確かキャッチコピーが「ポケットに1000曲」でした

CD入れ替える手間が省けるし、CDケースも持ち歩かなくていい。
身軽になって、なんだが解放された気分だ。

何ギガあるとかスペックのことより、そんな感覚を強烈に体感したことを覚えています。

なんだが解放された気分」。今思えばそれがAppleが提示した「Why」だったのです。

成功した企業と、そうでない企業を分けたものは何でしょうか?今でも影響がある歴史上の偉人は?スティーブ・ジョッブズ ライト兄弟 キング牧師。

成功した企業の理念や彼らの考え方には、あるシンプルな共通点があったのです。

彼はらみんな「why」から思考していたのです。

我々は何故はこれをやるのか?」

どうやって(how)でもなく何が(what)でもないです。

その共通点は思考が何故(why)から始まります。

思考のシンプルな方程式。本書の中ではこの思考はwhy→how→whatと進み、ゴールデンサークルという図で紹介されています。

120630 Golden Circle

人の感性はこのwhyに一番反応します。何故なら、生物学的に脳がそのような構造になっているからです。ゴールデンサークルを脳の構造に置き換えると、真ん中にあるwhyが一番人間の原始的な欲求に訴えかける部分です。ところが外側のwhatに向かうにつれ、理性やロジックを司る部分になっていきます。


われわれは仕事に行くと、何も考えずに与えられたwhatだけをこなしますよね。管理職や指導する立場になるとhowも教えたりしますが、大多数の人はwhatだけやって思考が停止しているのです。

Appleは何故成功したのでしょうか?
ためしに下のAとBを読んでみてください。どっちがより欲しくまりますか?

A われわれは、素晴らしいコンピュータを作っています。美しいデザイン、シンプルな操作方法、取り扱いも簡単。一台いかがです?

B 現状に挑戦し、他者とは違う考えをする。それが私たちの信条です。製品を美しくデザインし、操作法をシンプルにし、取り扱いを簡単にすることで、私たちは現状に挑戦しています。 その結果、素晴らしいコンピュータが誕生しました。一台いかがです?

Bのキャッチコピーの冒頭にwhyを入れただけです。whyを入れただけでwhatが正当化されます。つまりwhatはwhyの結果でしかないのです。

果たして何故macbookを購入したのだろうか?

cpuが何だとか、メモリがいくつで、ディズプレイどうで、搭載アプリがこうだからでしょうか?(what)トラックパッドはこう使えて、icloudで同期できて、safariはこんなふうに使えるからでしょうか?(How)

違います。Appleのパーソナルコンピュータのwhyに共感したからです。

個人が史上初めて大企業に対抗しうるツールを所有できる。

そうです、Apple製品はビッグブラザー(権力)から解放された気分を味わしてくれたのです。

人々はあなたのWhatを買うのではない。あなたのWhyを買うのだ。

ニュース見るといつもwhatしかないですよ。本屋行くとhowだらけです。 インターネットもあまり状況は変わらないですね。会社に行くと半ば強制的にwhatをやらせられます。

ところが、whyというのはどこにあるのでしょうか?

whyは自分の中にしかないのです。人から与えられないです。つまり、それは常日頃、自問しなけれ発見できない領域です。だから一度whyに共感すると心を捉えて離さないのです。 

あなたは「なぜ」その仕事をしているのですか?