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イーサリアムのコア開発者、ヴィタリック・ブテリンの記事を訳しましたよ!

超大変でした。w ってかマジで天才です。

その思考に触れるだけも価値がありました。

こちらが出典元です。英語がわかる人はこちらを読んだ方が早いです。w

なんせ難しかったので、省いてる箇所や誤訳もありますが、何卒ご容赦を〜。


プルーフ・オブ・ステークの設計思想 ー ヴィタリック・ブテリン

イーサリアムみたいなシステムは(ビットコイン、NXT、Bitsharesでも)暗号化経済の全く新しい形態です。ー、ネットワーク上に全体に広がった、権限をともないわないノードによって分散化し、維持され、暗号化と経済的インセンティブ、そして社会的コンセンサスによって維持されています。それは一見してビットトレントに似ているのだが、しかしながらよく見ると違いもあります。ビットトレントの場合は状態を保持するというコンセプトがありません。この違いは決定的に重要です。イーサリアムみたいなシステムは、時に自律分散化した企業と説明されますが、厳密に企業とも違っている。ーマイクロソフトをハードフォークできないように。または、オープンソースのプロジェクトにも似ていますが、それもともまた違います。ブロックチェーンはフォークできますが、Apache OpenOfficeはフォークできません。

これらの暗号化経済型のネットワークは、様々な形態で表現されています。 ASIC-による PoW(プルーフオブワーク)、GPU-によるPoW、naive PoS(プルーフオブワーク)、delegated PoS、そして登場が望まれるCasper PoSーこれらの形態はどれも根本的に設計思想が違います。 よく知られた例を挙げると、PoWの一般的に支持されたヴァージョンがあります。これは承認されたブロックチェーンが、マイナーが一番経済的な資本を投下したものになるというパターンです。もともとはプロトコル内で正しいフォークを選択するためのルールなのですが、このメカニズムはかなりコミュニティ内では原理主義的に扱われています。Bitsharesのdelegated proof of stake また違ったコンセンサスの思想を提示しています。これもまたPowの考えから派生していますが、簡単に説明すると、それはシェアホルダーによる投票です。

これらの思想ですが、ナカモト・サトシ・コンセンサス、社会インセンティブを利用したコンセンサス、シェアホルダーによる投票コンセンサス、などはそれぞれ独自の結論に至り、それ自身だけを評価してもあまり意味をなさないです。ー もちんそれぞれを比べた時にはお互いのデメリットを評価できますが。 Casper コンセンサスにもまた、基本となる思想があります。

私自身、Vlad, Dominic, Jae、や他の者もそれぞれプルーフ オブ ステークに対する独自の視点があり、どうデザインするべきかも持論があります。ここでは私個人の意見だけを述べます。

では、それぞれの思想の観点をリストアップし、Casperコンセンサスの結論を述べましょうか。

・暗号化の分野は21世紀においては特別な存在です。なぜなら、暗号化はプライバシーを守る側(防衛側)を支持する数少ない分野の一つだからです。城は立てるより、破壊する方が簡単です。島は防衛しやすいが、攻撃しようと思えばできます。ところが、一般人の楕円曲線暗号鍵は、政府みたいな巨大な組織からも自らを防衛できます。 Cypherpunkの思想は、この貴重な非対称性を活用して、個人の自主性を正常に保つ世界を創造するためにあります。暗号化経済は、この思想を拡張しており、それは協調を必要と複雑なシステムの安全性を担保するものであり、単にプライベートメッセージの機密性を守るだけでないです。 サイファーパンクの思想を支持するシステムは、この基本的な考えに則り、システム破壊または改ざんするほうがずっと高くつくことを基本におくべきです。

・サイファーパンクの思想は単なる理想主義ではないです。攻撃するより防御しやすいシステムを作ることは、エンジニアリングとしても健全です。

中長期的には見ると、人間は社会的コンセンサスに従いうのが上手です。仮に悪意ある者が無制限のハッシュ・パワーを持っており、51%攻撃を行ったとしても、このチェーンが正当であることをコミュニティに確信させることは、単にメインチェーンのハッシュ・パワーを乗っ取りより難しいです。彼らは、ブロック承認者、コミュニティ内のすべての信頼できるメンバー、New York Times、archive.org、およびインターネット上の出回る他の多くの正当な情報源を覆す必要があります。要は、新しい攻撃によって誕生したチェーンを全世界に納得させるのは人類が月に着陸していないとことを納得させるほど難しいです。これらの社会的コンセンサスは、長期的にはブロックチェーンを保護するものになります。ブロックチェーンのコミュニティがそれを認めているかどうかにかかわらずです。

・しかし、社会的コンセンサスだけで保護されているブロックチェーンは、あまりにも効率が悪く、遅く、その存在自体に異論も噴出するでしょう。(維持する困難にもかかわらず)。したがって、短期間に見ると経済的コンセンサスがブロックチェーンの活性および安全性を保護する上で非常に重要な役割を果たします。

・Powのセキュリティーはマイニング報酬から来るように、マイナーのインセンティブは将来のマイニング報酬を失いというリスクからきます。 Powは必然的に、巨額な報酬を得るためには、巨大なハッシュパワーを必要とするロジックで動きます。Powが一旦攻撃されるとリカバリーするのは大変です。最初に攻撃されればハードフォークして過去のPowを変更できれば攻撃者のASIC群を無効化できますが。しかし、立て続けに攻撃されると防ぎようがありません。したがって、攻撃者のインセンティブをなくすには、常に攻撃者より大幅にハッシュパワーで勝っていなければなりません。X以下のハッシュパワーしかな者は、毎日がXのハッシュパワーを使用するネットワークには悪意すらおこさないでしょう。しかし、私はこのロジックは支持しないです。なぜなら(i)環境に悪いから、(ii)サイファーパンクの思想を考慮していないから。ー 攻撃に対するコストと防衛に対するコストが1対1になっており、防衛者に対するアドバンテージがないからです。

PoSはこの均衡を報酬に頼るのではなく、罰則を用いることによって破ります。PoSのブロック承認者はお金をデポジットして、自分を資本をロックすることによってネットワークを維持するインセンティブにします。これによりブロックチェーンを改ざんするコストは、報酬を得るためにかけたコストより何倍も大きくなります。PoSの思想は、大量の電気代によってハッシュパワーを投入することでなく、むしろ「安全保障は経済的価値の損失という罰則から生じる」ということです。ここに$ X相当の価値のブロックがあるとします。このブロックに悪意を働くには$ X相当の罰則を覚悟しなければなりません。

・理論的に、Pos承認者の共謀によってPosチェーンは乗っ取っとられ悪事を働くかもしれません。しかしながら、(i)慎重にデザインされたプロトコルでは彼らの悪事も制限できるかもしれません、さらに重要なのは、(ii) 新たに凶暴に参加しようとしている、または51%攻撃を仕掛けようとしている、承認者を防ごうと、コミュニティ内でハードフォークを実施して攻撃者のデポジットを断つことができます。Posを乗っ取る攻撃には5千万ドルかかるかもしれませんが、その攻撃をよる被害を回復すsるコストは、2016.11.25のgethセキュリティ問題の解決よりずっと少ないです。2日後、ブロックチェーンとコミュニティが軌道に乗り、攻撃者は5千万ドルの損をしたことになり、コミュニティの全体は、攻撃によってトークンの価値が上昇しているでしょう。それは攻撃/防御の非対称性です。

・上記は、予定外のハードフォークが定期的に発生することを意味するものではありません。必要に応じて、Posに対する51%の攻撃のコストは、Powに対する51%の攻撃のコストと同じくらい高く設定することができます。有効性が低い攻撃は、実際にはほとんど試みられていないでしょう。

経済学的インセンティブがすべてではありません。ネットワーク個々の参加者は、プロトコル外の動機によって動機付けされるかもしれません。彼らはハッキングされるかもしれません。彼らは誘拐されるかもしれません。あるいは、彼らはコストなんて、おかまいなしに単に酔ったノリでブロックチェーンを壊すかもしれません。その上、ポシティブな面だけ考えると、ネットワーク内での個人間の道徳的寛容とコミュニケーションによっては、攻撃のコストをシステム上のみで定義されているより、より高いレベルにまでに上昇させることがよくあります。これは頼りにならない利点ですが、同時に考慮するべき点でもあります。

したがって、最良のプロトコルは、様々なモデルおよび仮定の下でうまく機能するプロトコルです。— 効率的な選択による経済的合理性、個人の選択による経済的合理性、単純なフォルトトレランス。ヴィザンティン将軍問題の耐性。他にも合理的で筋が通った考えた方があればなんでも。重要なのは二つのレイヤーによる防衛策が必要ということです。悪意を持った中央集権化したカルテルを経済的インセンティブで無効化するもの。そして、そもそもカルテルが中央集権化しようとするインセンティブをなくすもの。

処理速度だけ追求したコンセンサス・プロトコルにはリスクがあるため、注意が必要である。 非常に速く合意するには強力なネットワークが必要であり、それを可能にするにはインセンティブが裏にあるからです。この組み合わせはネットワークレベルでの中央集権化を促す恐れがあるからです。

ここからはもちろん、さらなる多くの詳細がありますが、上記の原則は私の考えるCasper(Pos)に基づいています。

引用元 A Proof of Stake Design Philosophy - Vitalik Buterin


みなさん、いかがでしたか?読み応えありますよね。

英語がわかっても、コンセンサスアルゴリズムが理解できないとチンプンカンです。

まとめると。

  • プルーフ・オブ・ステークのインセンティブは報酬でなく罰則
  • 分散化を促すには経済的なインセンティブが重要
  • プルーフ・オブ・ステークは プルーフ・オブ・ワークと同じぐらい乗っ取りが難しい。
  • Cypherpunkの思想が全ての根底にある。

プルーフ・オブ・ステークって資本があるやつが得するだけではないのです。実は資本が人質に取られてリスクを負ってるわけです。これは意外と知られてないですね。

しかし、アフィ単価が高いせいか、仮想通貨ブログが流行ってますが、水で薄めたような、まとめ記事ばかりで、うんざりしていました。

そんな中でなるべく海外記事や動画を参考していましたね。

仮想通貨を理解したのなら開発者の思考にあたるが一番です。原典です。

こういった英語の良質な記事を訳すメイディアがどんどん出てくると、ユーザーの考えや議論が深まりますよね。

一日中、相場だけ見ているのも悲しいじゃないですか。

第2弾も訳そうと思いますので、楽しみにしてくださいね。


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